映画『マスカレード・ホテル』

PRODUCTION NOTES

7年かけてたどり着いた待望の映画化 大人の心を満たす豪華絢爛なエンターテインメント傑作が誕生

マスカレード・ホテル──何とも印象的なこのホテル名は、2011年に刊行された東野圭吾原作の傑作ミステリーのタイトルだ。本作は、2014年に「マスカレード・イブ」、2017年に「マスカレード・ナイト」、現在310万部突破の人気シリーズとなっている「マスカレード」シリーズの第1作目の映画化となる。東野圭吾作品の映像化はとても多い。映画においては20タイトル以上に及び、「マスカレード・ホテル」では「ガリレオ」シリーズの湯川学、「新参者」シリーズの加賀恭一郎に続く、東野圭吾原作の“新ヒーロー”とも言える刑事・新田浩介の活躍が描かれる。この魅力的なキャラクター、そしてホテルという非日常の特殊空間で描かれる傑作ミステリーを何としても映像化したいと、「マスカレード・ホテル」が刊行されてすぐに各社から映像化の打診が殺到したという。しかしながら企画が動き出すまでには6年の歳月を要した。そんな中、企画が進むきっかけとなったのが木村拓哉の存在だった。木村のスター性はもちろん、今まで検事、総理大臣、天才外科医など様々なキャラクターを見事に演じてきた木村拓哉なら、新田浩介の“変わり者で芯が曲げられない”キャラクターもきっとハマるのではないか。しかも刑事役は木村がまだ演じていない役。誰もが待ち望んでいる新しい木村拓哉を見ることができるのではないかと製作陣はキャスティングを打診。木村も待ち望んでいた初めての東野圭吾作品ということで、これを快諾。そして、新田=木村拓哉という提案が東野圭吾にも届き、ついに企画は動き出した。そしてその新田の相手役となるホテルマンの山岸尚美には木村と初共演の長澤まさみにオファー。新田と尚美、刑事とホテルマンの異色のバディ感が作品の軸となるため、木村拓哉との新鮮さも含めてのキャスティングだったが、長澤も即決。もともとホテルという空間が大好きだという長澤。そういう意味でも幸運な巡り合わせとなった。監督は木村と過去何度もタッグを組んできた『HERO』の鈴木雅之を起用。「ミステリーとしての面白さもさることながら「マスカレード・ホテル」というタイトルがすごく良くて、そのタイトルを象徴する映像を撮りたいと思いました。ホテルを訪れる人はみんな“お客”という仮面をかぶっていて、得体が知れない。そんな得体の知れない人たちだらけの空間というのはそれだけでもワクワクします」と監督が語るように、ホテルには実に様々な宿泊客たちが登場する。そんな宿泊客を巡り、連続殺人事件解明のため、刑事として客を疑い仮面を剥がしたい新田、一方ホテルマンとしてお客様を信じ仮面を守りたい尚美。すべてにおいて対極にある刑事とホテルマン、まさに水と油の異色の組み合わせではあるが、互いのプロ意識に触れることで事件解決という同じ目的に向かっていく。そのドラマ性もこの作品の大きな魅力となっている。また、華やかなホテルが舞台であること=大人が楽しめる作品であることも映画『マスカレード・ホテル』の特徴のひとつだ。一流ホテルには大人を輝かせる目に見えない力がある。それはワンランク上のもてなしを受けることで自然と背筋が伸びるような感覚に陥る、ホテルという空間の特殊性であるのかもしれない。ここに、大人を満足させ、大人を虜にする、豪華絢爛なエンターテインメントが誕生した。

満を持して木村拓哉が初の刑事役に挑む! 長澤まさみとの初共演、日本を代表する超豪華な俳優陣が勢揃い

捜査一課刑事の新田浩介。この映画のなかで最初に“新田”の名前が出てくるのは、捜査一課係長の稲垣を演じる渡部篤郎の「新田に好き勝手させるなよ」というセリフだ。そのすぐ後に、ホテル・コルテシア東京の正面玄関が映し出され、新田浩介が登場する。そのシーンだけでも破天荒さがあって、それでいて真っ直ぐ、そんな新田のキャラクター像が伝わってくる。しかし今回の新田浩介は、刑事ではあるが、出演シーンのほとんどは潜入捜査官としてホテルマンを演じている。ホテルマンのなかに刑事を滲ませる難役について鈴木監督は、「刑事なので完全にホテルマンになってはいけない。ホテルマンを演じながら刑事を残す、刑事を匂わせることは難しかったはず、そこが今回の木村拓哉の挑戦だったと思う」と語る。基本はフロントクラークとしてお客様と接しながら、たとえばエレベーターの中で姿勢を崩す、バックヤードでは刑事の顔に戻るなど、ホテルマンと刑事をどう演じ合わせているのかも見どころと言えるだろう。木村の七三分けのホテルマンスタイルについても、木村と鈴木監督が話し合って決めたものだと言うが、実際のホテルマンの身だしなみは現在そこまで厳しくないそうだ。おそらくそういった部分も刑事と差を出すことの工夫であり、木村の役に向き合う真摯な姿勢と熱はそういった端々から伝わってくる。そして木村と共に事件と向き合うホテルマン・山岸尚美を演じるのは長澤まさみ、木村とは本作が初共演となる。長澤といえば、映画化も決まったドラマ「コンフィデンスマンJP」での弾けた演技が印象的だが、最近はコメディエンヌとして才能を発揮している。『マスカレード・ホテル』ではそんなコメディエンヌとは対極の、超真面目な一流フロントクラークに徹し、演技の幅を見せている。また、尚美を演じる長澤のホテルマンぶりも見逃せない。木村同様ホテルマンらしく、髪はショートでホテルの制服も見事に着こなしており、尚美の初登場シーンとなる「はい、フロントの山岸です」と電話を取り、クレーム対応に向かうシーンだけでも、落ち着いた口調、美しい姿勢や歩き方が見て取れる。ホテル監修者からも「姿勢が本当に素晴らしい」と言われるほどホテルマンらしさが身についている。さらに、木村と長澤を囲む出演者も豪華だ。ホテル・コルテシア東京を訪れる誰もが犯人でありうる設定ゆえ、いずれもクセの強いキャラクターばかり。ホテルという限られた空間のなかで、クセの強いキャラクターが次から次へとやって来ることで、何か起きるかもしれない、次も何か起きるはずだ……というドキドキ感が継続させられる。演じるのは日本映画界で活躍する個性豊かな超豪華俳優陣。渡部篤郎、菜々緒、生瀬勝久、松たか子、石橋凌をはじめ、主役級の俳優が揃う、妥協しないキャスティングが実現した。なかでも新田と尚美を繋ぐキーパーソンとなる所轄の刑事・能勢役には小日向文世。『HERO』で木村と、『コンフィデンスマンJP』で長澤と共演していることも、鈴木組にいい効果をもたらしている。

日本最大級のスタジオにホテルのロビーを建設 シンメトリーが美しい、もうひとつの主役“ホテル・コルテシア東京”

もうひとつの主役である“ホテル・コルテシア東京”をどう描くかで映画『マスカレード・ホテル』は大きく左右される。基礎から装飾まで1ヵ月以上かけて東宝スタジオのステージNO.8にホテルのロビーとバックヤードの一部が作られた。 東野圭吾が「マスカレード・ホテル」の執筆の際、日本橋のロイヤルパークホテルをイメージしていることは有名な話であり(原作小説の文庫の表紙にもロイヤルパークホテルが使われている)、ホテル・コルテシア東京を作るにあたり、美術部はロイヤルパークホテルをまずは研究した。その後、日本各地の一流ホテルも見て回り、そこから映画ならではの伝統あるホテル、“ホテル・コルテシア東京”像を導き出した。ホテル・コルテシア東京の特徴は、エントランス、フロント、階段、エレベーター、大きな要素はすべてシンメトリー(=左右対称)になっていることだ。これは『HERO』などでも見られる鈴木監督の得意とする空間演出だが、シンメトリーにすることで刑事とホテルマンを対称的に描きやすくなるとともに、シンメトリーな建築は一般的に荘厳さが増すと言われており、まさに本物のホテルと見間違うような豪華絢爛なホテルとなっている。実は一般的に一流ホテルといわれるホテルは、正面玄関から入って左右のどちらかがフロントになっていることが多い。しかし、ホテル・コルテシア東京は真正面にフロントがある。入口からフロントまで一直線、左右に広がるエントランス、何とも美しいシンメトリーになっているのだ。またフロントは木村と長澤が長く映し出されるメインセットでもあるため、2人の衣裳(黒のスーツにゴールドに近い黄色のタイとスカーフ)も鑑みて背景の色やデザインが決まっている。中でもエントランスでひときわ存在感を放っているのが、直径約3メートルの2つのシャンデリアだ。撮影のために海外に特注している。正面左手側にある階段の中央には、バラの花でできた仮面のオブジェがあり、そこにも工夫がある。マスカレード=仮面を象徴しているのはもちろん、そのオブジェを本作品中少しずつ作っていく過程を映像に取り込むことで作中の時間経過を表している。 そして、ホテルという舞台を描くうえで監督が一番こだわったのは、ホテルの表も裏も描くことだった。艶やかなホテルのロビーと雑多な雰囲気のバックヤード、両方を描くことで、お客様とホテルマン、ホテルマンと刑事、人間関係の対比がより浮き上がってくるのだ。その為、宿泊部オフィスはフロントのすぐ裏に設置され、バックヤードもロビーを囲むようにステージNo.8いっぱいに張り巡らされた作りになっている。ちなみに少しでもホテルを広く見せられるようバックヤードの壁の一部はステージNo.8の壁をそのまま使用するなど隅々まであっと驚くようなこだわりと工夫がされている。

撮影現場レポート・その1 クランクインで見せた木村拓哉の役との向き合い方  鈴木監督が目指した映画における“マスカレード・ホテル”像

木村拓哉演じる新田浩介の撮影は、潜入捜査をする刑事たちが集まるホテル・コルテシア東京内に設置された現地対策本部のシーンから始まった。千葉のフライトキッチン工場に組まれたセットにはあちこちに「HOTEL CORTESIA TOKYO」のロゴの入ったダンボールが積まれ、食器にタオル、ホテルのあらゆる備品が棚に陳列されている。ホテルのバックヤードの一角に対策本部が設置され、ホワイトボードに書き出された捜査情報をもとに、管理官の尾崎(篠井英介)と係長の稲垣(渡部篤郎)が捜査会議の指揮をとっている設定だ。鈴木監督から刑事役の俳優たちに「大人しすぎる、優しすぎる、刑事はもっと荒くれ者でいい」と指示が入る。この先で描かれる、刑事とホテルマンとの対比を出すための演出だ。少し遅れて新田がやって来る。木村のファーストカットだ。セリフは稲垣の「新田、遅えぞ」に対する「すみません」のひと言だが、わずか数秒のやり取りで、木村は新田がどういうキャラクターであるのかを明確に見せる。台本には「『すみません』と悪びれるところもなく席に着く」としか書かれていないが、口調、ややうつむき加減の姿勢、傍にいる先輩の本宮(梶原善)や後輩の関根(泉澤祐希)との無言のやりとりからも、新田が捜査一課のなかで問題児であることは一目瞭然だ。そこに居るのは、新田を演じている木村ではなく、頭の天辺から足の爪先まで新田浩介そのもの──木村拓哉の作品に対する姿勢、役との向き合い方が伝わってきた。クランクアップ後に鈴木監督が「木村は役者をなめてない、あれだけのスターなのになめてない」と感心していたのは、現場でのそういう在り方も含まれるのだろう。実際、出番ではないシーンも木村はセットの端から撮影風景を見ていた。撮影の合間には、鈴木監督と木村が作品について話すこともあった。鈴木監督はこの『マスカレード・ホテル』のイメージとして、ホテルそのものには『007 ロシアより愛をこめて』のようなエレガントさとスタイリッシュさを感じており、そのホテルにやって来るお客様は『シャレード』で描かれるような“全員が怪しい”というキャラクター性を求めているのだと語っていた。そのキーワードを木村はしっかりと受け取り、その後の演技に反映させていたのは言うまでもない。また木村をよく知る鈴木監督だからこそ、木村拓哉らしくも新しい木村拓哉の演技を引き出している、そう思える瞬間がいくつもあった。たとえば、新田がホテル・コルテシア東京を初めて訪れる冒頭のシーンでは、コーヒー片手に客を観察している。コーヒーを飲みながらのスタイルは木村のアイデアで、他にもラストの潜入捜査が終わり制服を返すシーンは木村の提案だという。新田を隅々まで理解しているからこそ生まれた演技だ。そして現場のスタッフ&キャストへの気配りを欠かさないのも木村らしさ。ホテルのセットの床は絨毯が敷かれ、スタッフは常に掃除をしなければならなかった。その姿を見ていた木村は、広いセットの掃除が少しでも楽になるようにと高級掃除機を2台差し入れている。常に現場目線の木村らしいエピソードだ。

撮影現場レポート・その2 本物のホテル同然!?大人数にて撮影されたホテル・コルテシア東京

対策本部の撮影から数日後、撮影は東宝スタジオに移り、山岸尚美役の長澤まさみが加わった。ホテルマンの基本を学ぶため、撮影前に1日だけ研修を受けた長澤だったが撮影初日に臨んだその姿は、まさにホテルマンそのもので、その立ち振る舞いに監督、木村も驚きを隠せなかったほどだ。東宝スタジオのセットではロビーのシーン、フロント裏にある宿泊部オフィスなどのシーンを撮影しているが、ホテルの1日の流れが分かるように、朝のチェックアウト時は人が多く、昼帯はまばら、夕方にはまた人が増えていく……というように、エキストラの人数をシーンに合わせて調整することも必要だった。撮影時には常に大人数のエキストラが控えており、その様子はまさに本物のホテル同然だった。物語の後半、新田と尚美が深夜のフロントに立つシーンは、本作品のタイトルにもなっている“仮面”について語られる象徴的なシーンとなっている。屋上で衝突した後のシーンであることから、2人の間にはピリッとした緊張感が流れているが「ホテルに来る人々はお客様という仮面をかぶっています」と語り出す尚美の言葉、それを静かに重く受け止める新田、いつの間にか2人の間には、刑事とホテルマンそれぞれの職業を尊敬し合う気持ちが生まれていた。そんな内面が滲み出てくる芝居を鈴木監督は背中のシルエットをメインに撮っている。贅沢な撮り方だ。「……ホテルで働くこと自体を辞めます」「俺も刑事を……警察官を辞めます」そのシーンのそれぞれの最後のセリフのみ正面と横顔のカットがカメラに収められた。ちなみにフロントの内側の装飾にもリアリティがあり、パソコンの宿泊画面、「HOTEL CORTESIA TOKYO」のロゴ入りのメモ帳やペン、パンフレット、なかなか映らないような所にも本物さながらのホテルアイテムが揃っていた。空間の色味にも監督こだわりの対比があり、ホテルのロビーなどはやすらぎを感じるアンバー色、バックヤードは蛍光灯の寒色系で変化を出している。ホテルの客室廊下や宴会場は原作のモデルとなっているロイヤルパークホテル(日本橋)を借りて撮影が行われた。

撮影現場レポート・その3 新田浩介が一流ホテルマンになるまでの道のり

lesson 1「言葉遣い」 フロントクラークとして潜入捜査することになった新田。そのままではフロントに立たせるわけにはいかないと尚美からホテルの指示に従うように注意を受ける。舌打ちはNG、傲慢で横柄な態度もNG。そして幾度となく注意されるのが「客」ではなく「お客様」という言葉遣い。序盤の2人のやりとりはミステリーである本作の中で貴重なコミカルさのあるシーンになっている。 lesson 2「身だしなみ」 髪は長めで無造作、髭も生えている新田は、尚美に身だしなみを指摘され、ホテルのバックヤードにある床屋で髪を切ることに。バックヤードは従業員にとって小さな街のような場所、何でも揃っている。新田の“刈り上げ七三”はオークラカットと呼ばれホテルマンとしては王道の髪形。20年ほど前は主流だったが、現在はもう少し自由になっているそうだ。髭を生やすアイデアは木村によるものだったという。 lesson 3「いつも笑顔で」 刑事のクセで、つい鋭い目つきでホテルのお客様を観察してしまう新田。フロントクラークはホテルの顔であるため、鋭い目つきはもちろん探ろうとするのもNG。物語の前半の新田は、見た目はホテルマンでも目つきは刑事。そこから徐々にホテルマンの表情になっていく。木村の目の演技、目の変化も注目だ。 lesson 4「お客様への対応①」 最初はお客様に質問されても、俺は刑事だから……と言わんばかりにお客様の対応を避けていた新田だが、指導係の尚美は一流のフロントクラーク。彼女の接客を間近で見ることで、彼自身も一流のホテルマンに近づいていく。役づくりにあたり木村は「お客様の鞄を持つときは、どうしたらいいですか?」などホテル監修のスタッフに確認していた。 lesson 5「お客様への対応②」 「いらっしゃいませ」「おかえりなさいませ」「ありがとうございます」挨拶は基本中の基本。映画の中盤で、クレーマーに責められるシーンでの新田のホテルマンとしての対応は、尚美が「よくできました」と褒めるほど上達している。ただ、クレーマーにサービスの手抜きを疑われると一瞬刑事の顔に戻る。決して手を抜かない=仕事に誇りを持っている新田の性格が伝わってくるシーンだ。

撮影現場レポート・その3 新田浩介が一流ホテルマンになるまでの道のり

撮影現場レポート・その4 映画と現実は同じ? 映画をもっと楽しむ上でのホテルマンに聞いたホテルあるある 証言1「映画に登場するお客様は実際にもいる!」 冒頭に出てくる部屋のグレードアップを企むクレーマーをはじめ、映画の中に登場するクセのある“お客様”の面々は映画のなかだけ? と思われがちですが、実際にもいるそうです。 証言2「どんな仮面もホテルマンにはバレている!」 尚美いわく「お客様の仮面を剥がしてはならない」というのは、実際のホテルマンにとっても基本ルールですが、剥がさないだけで大抵はバレバレだそうです。ホテルマンは洞察力も本当にすごい! 証言3「平均3回目で顔と名前は覚えられる」 新規のお客様に対しては「いらっしゃいませ」、常連のお客様や連泊のお客様への挨拶は「おかえりなさいませ」を使い分けているそうです。平均3回目で顔と名前は覚えられるそうで、常連になるとインカムで「○○さんが到着されました」という具合に情報が全スタッフに伝わる。嬉しくもすごいシステム! 証言4「リアルに描かれたエレベーター内」 映画のエレベーターシーンで、新田と尚美が口論に近い意見交換をするシーンがありますが、従業員だけのとき、エレベーター内はスタッフのコミュニケーションの場になります。お客様が乗ってきたときの尚美の対応「いらっしゃいませ高山さま」のリアクションは、かなりリアルに描かれているそうです。 証言5「ホテルマンにとっての喜び」 尚美がホテルマンを目指すきっかけの“お守り”エピソードは、最上級のオペレーションですが、実際にそれに近いことはあるそうです。また「○○さんに会いにきたよ」など、お客様の方がホテルマンを覚えていることはホテルマンにとって一番の喜びなのだそう。 証言6「現役の一流ホテルマンも絶賛!」 木村拓哉と長澤まさみが演じるホテルマン姿は、現役ホテルマンも「ホテルマンのなかのホテルマンです。第一に、お客様の対応が素晴らしく、常に姿勢が美しい。こちらの背筋が伸びました。彼らが勤めるホテル・コルテシア東京にぜひ泊まってみたいです」と絶賛でした。

木村拓哉 長澤まさみ 小日向文世 梶原 善 泉澤祐希 東根作寿英 石川 恋 濱田 岳 前田敦子 笹野高史 髙嶋政宏 菜々緒 生瀬勝久 宇梶剛士 橋本マナミ 田口浩正 勝地 涼 松たか子 鶴見辰吾 篠井英介 石橋 凌 渡部篤郎 原作:東野圭吾「マスカレード・ホテル」(集英社文庫刊) 脚本:岡田道尚 音楽:佐藤直紀 監督:鈴木雅之 製作:石原隆 木下暢起 藤島ジュリーK. 市川南 エグゼクティブプロデューサー:臼井裕詞 プロデューサー:上原寿一 和田倉和利 アソシエイトプロデューサー:日高峻 ラインプロデューサー:森賢正 撮影:江原祥二(J.S.C) 照明:吉角荘介 美術:棈木陽次 録音:武進 衣裳デザイン:黒澤和子 美術進行:杉山貴直 美術デザイン:小林久之 装飾:野本隆行 美術プロデュース:三竹寛典 編集:田口拓也 選曲:藤村義孝 音響効果:壁谷貴弘 スクリプター: 山縣有希子 VFXスーパーバイザー:小坂一順 カラーグレーダー:齋藤精二 キャスティング:緒方慶子 助監督:吉村達矢 製作担当:鍋島章浩 製作:フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 制作プロダクション:シネバザール 配給:東宝